録画時に映像バッファの使用状況に応じて、自動的にエンコード品質を調整する仕組みです。
エンコード品質を低下させると処理速度が向上するため、映像バッファのオーバーフローによる録画停止の発生確率が低くなります。
通常は、ある DCT ブロックの量子化後の係数の絶対値がひとつでも 255 を超える場合に、一時的に量子化テーブルの全 AC 係数を 2 倍にします。
この 255 をより小さい値に変更することで、エンコード品質を調整しています。
録画中は下表のルールに従い、映像フレーム単位でエンコード品質を決定します。
映像バッファの使用率 | エンコード品質 |
---|---|
25% 未満 | 255 |
25% 以上 75% 未満 | 255 から 0 までリニアに変化 |
75% 以上 | 0 |
各フレームのエンコード品質を確認するには、バイナリエディタで *.dvi を開くのが簡単です。